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映画

グリーンブック(Green Book)ネタバレあらすじ レビュー

投稿日:

2019年製作(アメリカ)130分

監督:ピーター・ファレリー
アメリカ出身。弟と一緒に「ジム・キャリーはMr.ダマー」「愛しのローズマリー」「ふたりの男とひとりの女」「メリーに首ったけ」「ライラにお手あげ」などのコメディ作品を生み出している。

キャスト
ヴィゴ・モーテンセン(トニー・“リップ”・ヴァレロンガ 役)
マハーシャラ・アリ(ドクター・ドナルド・シャーリー 役)

個人評価:★★★★☆

映画「グリーンブック」あらすじまとめ

イタリア系アメリカ人のトニー(ヴィゴ・モーテンセン)はナイトクラブで用心棒として働いている。そのナイトクラブが2ヶ月間改装工事をする事になり、トニーは改装期間中の仕事を探すことになった。

ある日、トニーはナイトクラブのオーナーから運転手の仕事の紹介を受ける。トニーが面接で出会ったのはドクター・シャーリーという黒人ピアニストであった。

南部地区への8週間のコンサートツアーとの事だったが、トニーはドクターの身の回りの世話も要求されたので断わる。

トニーが優秀な用心棒と聞いていたドクターは諦めきれず、トニーの妻ドロレスにも夫が不在する事に承認をもらい、週給125ドルで契約する事になった。

トニーとドクターは新車のアメ車に乗り込んで南部への旅に出発した。

がさつなトニーと、礼儀作法を重んじるドクターの対照的な二人はお互いかみ合わない。

しかし車の中での二人の空間が長くなっていくうちに、お互いの身の上話をするようになり、お互い反発し合いながらも徐々に心を許し合っていく。

旅の途中、トニーはドクターが黒人という理由で酷く差別をされるのを何度も目のあたりにしていく。

又、ある時は、警察署でドクターが白人の男性と素っ裸で一緒に拘束されているのを見て、ドクターが同性愛者である事を知った。

雨の日の夜、巡回している警官に止められた。トニーは警官から差別的な言葉を浴びせられて暴力をふるってしまい、二人揃って留置所に入れられてしまう。しかしドクターが司法長官ロバート・ケネディに電話をしたおかげで二人は釈放された。

ドクターは何でも暴力で物事を解決しようとするトニーを非難するが、トニーは「裕福なお城に住んでいるドクターには庶民の気持ちは分からない」と反撃する。しかしドクターは「白人にもなれない黒人にもなれない孤独感は誰にも分かるまい」と逆に言い返した。

この事がきっかけで二人はお互いを本当に分かり合えるようになる。

ツアー最終日である12月23日のコンサートの日、二人は物置小屋の控室を案内されたあげく、ドクターはレストラン店内で食事をする事を断られた。黒人だからという理由で差別されていたのである。

ドクターが黒人差別の酷い南部地区へのコンサートツアーを決意したのは、以前、黒人ピアニストのナット・キング・コールが白人から傷害を受けた事が理由である。

ドクターは、この土地で黒人の威厳を保つために、入店を拒否するレストラン支配人にコンサートで演奏しない事を申し出た。

店を出た二人は黒人の入店が許される店に行き、ドクターは話の流れで店のバンドメンバーとジャズのセッションを行ない大いに盛り上がった。

感動のラストはこれからですので、続きは本編をご覧ください。

映画「グリーンブック」のキャスト

トニー役のヴィゴ・モーテンセン「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役を演じている。又、複数の映画で何度かアカデミー賞にノミネートされている実力派俳優である。

映画出演時のヴィゴ・モーテンセンは還暦になる頃で、最も人間として、また男としても熟している時である。

映画の舞台はニューヨークだが、彼の出身もニューヨークだけあって、洗練された都会の中に自然に溶け込めている。実際に彼自身の強さは分からないが、がさつで腕っぷしの強いチンピラ役がさまになっていた。

黒人ピアニスト、ドクター役のマハーシャラ・アリは、この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。

人種差別反対をアピールするアカデミー賞主催者側の思惑もあるかもしれないが、マハーシャラ・アリの“人種差別に屈しない人間の威厳を貫こうとする姿”を見事に演じた事が、評価されたのであろう。マハーシャラ・アリは、映画「ムーンライト」でもアカデミー賞助演男優賞を受賞している超実力派である。

映画「グリーンブック」のストーリー

同映画はアカデミー賞で最優秀作品賞、脚本賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞と、2019年の話題をかっさらった名作。

ドライバーと同乗者が車の中で繰り広げるストーリーは、これから始まる出来事に冒険心を揺さぶられる。

全く違ったストーリーだが、「ドライビングMissデイジー」「タクシー・ドライバー」が懐かしくなり、また観返したい気分にさせてくれた。

グリーンブックの旅先の様々な出来事を通して理解し合う二人の物語は、観ている者を飽きさせず、どんどん作品に吸い込まれていく。

こういう、お互いの心が通い合っていく友情物語系は、妙に人間の心を満たしてくれる。きっと全ての人が持っている「自分の気持ちを分かってほしい。分かり合いたい」という承認欲求をついているかもしれない。

映画「グリーンブック」を観て考えた事

舞台は1960年前半の実話に基づいて製作されているが、この頃の黒人差別は我々の想像を絶する地獄だったに違いない。白人にとって、黒人を差別する事への罪悪感は存在しなかったのだろう。

黒人差別は、アメリカ開拓時代に移住してきたイギリス人が、同じ時期に移住してきたアフリカ人を奴隷として売買していたのが始まりです。

我々は、人種差別は悪として教育を受けているので、今では考えられない問題なのですが、つい最近まで人種差別は当たり前のように存在していました。

ただ、よく考えてみると、我々日本人は他のアジア人を見下している事はないでしょうか?特に日本の工場に出稼ぎにきているイラン人、ブラジル人、フィリピン人、タイ人に対して快く対応しているでしょうか?言葉の壁はさておき、彼らを警戒、または下に見ているかもしれません。

海外に出ている日本人は増えていますが、諸外国と比べるとまだまだ少ないので、心の奥底で人種差別をしている人が多いような気がします。

その反面、欧米人には憧れを抱いて、持たなくてもよい劣等感を感じているのではないでしょうか?

もし我々が欧米諸国に住むことになって差別を受ける事になった場合、どういう気持ちになるのか想像してください。

これから日本は労働人口がどんどん少なくなり、アジア諸国からの移民は増えていく傾向にあると思います。今後、日本人は、どの国の外国人とも共存していけるように、国際的感覚を身に付けていく必要がある時代に突入していくと思います。

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プロフィール


Mitsugu

現在タイバンコクに駐在。海外生活やスポーツを通じて挑戦を続けています。酒・たばこ・ギャンブルを一切やらない質素な生活の日々です。
小学生から軟式野球を4年半⇒高校生ではラグビーを2年半⇒大学生でスノーボード⇒社会人でプロボクサー⇒現在はマラソン、筋トレを淡々と続けています。
大学生でアメリカロサンゼルスに短期留学⇒ニュージーランドで永住権取得(5年8ヶ月)⇒現在タイバンコクに駐在(7年0ヶ月)

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