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映画

ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)ネタバレあらすじ レビュー

投稿日:2020年6月14日 更新日:

1989年製作(イタリア・フランス)124分

監督:ジュセッペ・トルナトーレ

キャスト
フィリップ・イワレ(アルフレード)※映写技師
サルヴァトーレ・カシオ(トト)※少年

ジャック・ペラン(トト)※大人

個人評価:★★★★★

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」あらすじまとめ

映画好きの少年トト(サルヴァトーレト)は、いつも映画館のパラダイス座の映写室に入って映写技師アルフレードの仕事を眺めている。

上映中の映画のキスシーンの時は、放映カットのベルが鳴らされ、その度にアルフレードはその画面を紙で隠す。

トトは気になっていた映画の放映カットのフィルムの切れ端を拾い、アルフレッドの許しを得て、家に持ち帰って缶の中にしまい込んだ。

パラダイス座では、観客は野次を飛ばしたり、大笑いをしたりと大盛況だった。

映画に夢中のトトもパラダイス座に通い詰めで、母からおつかいを頼まれても、そのお金で映画を観てしまう。呆れているトトの母はアルフレードにも助けを求めるがトトの映画館、映写室通いは止まらない。

トトは映写室に通っているうちに、アルフレードの見様見真似で、フィルムのセッティング方法はマスターしていた。

ある日、幼少時代にまともな教育を受けていないアルフレードが小学校卒業試験を受ける事になった。解けない問題に困ったアルフレードは、トトから、映写室の仕事を伝授する代わりに答えを教えてもらった。そして約束通りトトに仕事を教えて、完璧に映写の仕事をマスターしたトトはアルフレッドの仕事を手伝うようになる。

ある日、アルフレードは大人気の映画で館内に入れなかった観客のために、建物の壁に映写して拍手喝采となった。しかし、その映画の上映中にフィルムが燃え出して映写室は炎に包まれてしまった。傍にいたトトはアルフレードを何とか建物の外へ引きずり出して救うことができた。しかしアルフレードはその火事で失明してしまった。

青年になったトトは火事から再建したパラダイス座の映写室で学業の合間に働くようになっていた。

トトは8ミリカメラで牛を撮影していた時、偶然見かけたエレナに魅せられてカメラを向ける。その後、映写室でエレナの映像を観ていたトトは、アルフレードに、その映像で一目ぼれした女性が映し出されている事を言い当てられる。アルフレードはトトに“王女に恋をして100日間も彼女をバルコニー下で待っていた兵士の話”をした。

トトは教会の司祭に変装して懺悔室に入ってきたエレナに愛の告白をするが振られてしまう。しかし、トトはエレナに“毎日窓の下で待っている”と伝える。

その日以降、トトは何ヶ月もエレナの家に通い詰めたが、エレナの家の窓は開かれなかった。しかし、トトが働いている時、エレナが突然パラダイス座に現れた。

次第に二人はデートを重ねるようになり親密になっていったが、二人の恋に反対するエレナの父親は、エレナにトトに会う事を禁止する。

ある日、トトはエレナにデートの約束をすっぽかされ、そのまま大学進学で街を出る事になったエレナと出会う事はなかった。

その後、トトは兵役でローマに向かい、エレナへ手紙を送り続けるが返事が返ってくる事は無かった。兵役を終えて街に帰ってきたトトは、アルフレードから「夢があるなら街を出た方がいい」と勧める。

それから30年が経ってアルフレードのお葬式に参列するため、トトは30年ぶりに故郷のシチリアに帰郷する。トトは30年ぶりの再会を果たした母親マリアと抱き合う。

自分が暮らしていた部屋はそのままで、パラダイス座は廃館となったまま残されていた。

お葬式では、映画館の常連客、映画館オーナーが昔の面影を残したままであった。

トトは街中でエレナにそっくりの若い娘を見て“エレナの娘”であると確信する。トトは、エレナの居場所を知って連絡するが一旦断られたトトが二人の思い出の場所でふさぎ込んでいると、そこにエレナが現れた。トトはエレナから衝撃の事実を聞く事になった。。。。

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のキャスト

映写技師アフレード役を演じるフィリップ・イワレはフランスで100本以上の映画に出演するベテランで、本作品ではイギリスのアカデミー賞主演男優賞を受賞してはります。

アフレード役では、自分を慕ってくれるトトに対して、時には友人のように、時には孫のように接する姿が、本当にかわいい孫と接する優しいおじいちゃんでした。

少年時代のトト役を演じるサルヴァトーレ・カシオは、屈託のないかわいらしい笑顔に母性本能をくすぐられた女性が多いと思います。こんな純水無垢なチャーミングな笑顔で慕われたら、女性は何でもいう事聞いてしまうんちゃいますかね。

サルヴァトーレ・カシオは、この作品以降は目立った活躍なく俳優業も引退してはります。「ホームアローン」のマコーレー・カルキンにしろ、子役時代に超名作で、運も金も巡ってきてしまったからなんか?勘違いして天狗になってしもたんか?子役で有名になってしまうと、我々には分からんプレッシャーやら苦悩やらがあったかもしれません。というか、我々が知らんだけで、彼らはそれなりに幸せで大きなお世話かもしれません。

大人になったトト役を演じたジャック・ペランは1960年代の若い頃から活躍した渋い、アラン・ドロンと同じ時代に活躍したフランスパリのイケメン俳優です。本作品ではひたすら寡黙でセリフの少ない役ですから余計に大人の渋さを醸し出しています。

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のストーリー

この作品の見せ場はトトが30年ぶりに地元に帰ってくるシーンからやってきます。それまでは前振りという訳とは違いますけど、成功して大人になったトトが凱旋帰国的に地元に帰ってきて感じるノスタルジック的な感情は直ぐに感情移入できます。

自分も学校を卒業してから直ぐに大阪を離れたきりですけど、帰省する事があっても、小さい頃によう遊んだ場所、学校、通学道なんかをゆっくり観察する事なんかないです。今、その場所がどうなってるんかよう分かりません。この映画を観た後に、いつも、昔の思い出の場所に足を踏み入れて記憶をフラッシュバックしてみたいと思うんですけど全然実現しません。

この映画を最初に観たのは生まれ故郷を出たことがない学生の時やったのに、今と全く同じように感情移入してました。経験もしてへんのに、なんで今と同じ感動ができたんやろうか、、人間の妄想力って偉大やと思います。

名場面の最後のシーンは、バックで流れる音楽の旋律が感情を誘ってきて、何度観ても心が動かされます。

生まれ育った街での人生最高の日々、街の人々、家族、元カノ、アルフレードへの思いなど、自分が成功するために封印していた故郷に対する全ての感情が湧き出した瞬間やと思います。

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を観て考えた事

この作品で伝えたい事は、「現実社会は映画と違って厳しいで。現実を見つめるためにもローマで修業しといで。ほんで街出たら暫く帰ってきたらアカンで」、「いつでも自分を愛さなアカンで」という、アルフレードが青年トトに話したセリフに全て凝縮されてるんやと思います。

ずっと同じ場所にいると、それが基準になってもうて、自分の視野、立ち位置に限界を作ってしまいます。自分が何者なんか?存在価値あるんやろか?というのは、誰にも知られてない場所に飛び出して、全てゼロから作り出す事で初めて見つめ直せるんやないかなと思てます。

それは会社を辞める事とか学校を辞める事ではなくて、一旦立ち止まって、同じ場所で新しい事を始めてみる事でも十分できます。当然、新しい事は絶対失敗することばかりなので、そこで自分を愛するからこそ、自分を見つめ直すチャンスが沢山あるし、充実した人生が送れるんやと思います。だからこそ、自分はチャレンジを続けていきたいですね。

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プロフィール


Mitsugu

現在タイバンコクに駐在。海外生活やスポーツを通じて挑戦を続けています。酒・たばこ・ギャンブルを一切やらない質素な生活の日々です。
小学生から軟式野球を4年半⇒高校生ではラグビーを2年半⇒大学生でスノーボード⇒社会人でプロボクサー⇒現在はマラソン、筋トレを淡々と続けています。
大学生でアメリカロサンゼルスに短期留学⇒ニュージーランドで永住権取得(5年8ヶ月)⇒現在タイバンコクに駐在(7年0ヶ月)

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