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映画

ライオン~25年目のただいま~(LION)ネタバレあらすじ レビュー

投稿日:

2016年製作(オーストラリア)119分

監督:ガース・デイビス

キャスト
デヴ・パテル(サルー・ブライアリー役)
ニコール・キッドマン(スー・ブライアリー役)
ルーニー・マーラ(ルーシー役)
サニー・パワール(幼少期のサルー役)

個人評価:★★★★☆

映画「ライオン」あらすじまとめ

貧しい家庭で育つサルー(サニー・パワール)は大好きな兄グドゥと、家計を助けるために、貨物列車に積み込まれた石炭を盗んでわずかなお金にしたり、炭鉱で働く母を助けるために石運びを手伝っったりしている。

ある日、兄グドゥは力仕事に出かけるために1週間ほど家を留守にすると言うが、サルーは兄を手伝いたい一心で、無理矢理、連れて行ってもらう事になった。

夜中だったのでサルーはとても眠くなり、電車のベンチで少しだけ寝て待つことになった。目を覚ました時、グドゥが居なかったのでホームを探し回っても見つからず、停車中の電車に乗っても居なかったが、そのまま電車の椅子に座って眠り込んでしまった。

サルーが目を覚ました時には電車は既に走行中で、回送列車だったので電車は止まらず、1600km離れたカルカッタに到着してしまった。この街ではヒンディ語が通じず、地元のガネストレイの村名も誰も知らない。

サルーは彷徨い歩き、同じストリートチルドレンと一緒に段ボールの上で寝たり、人身売買で取引されそうになって逃げだしたりしながら途方に暮れる事になる。

ある男性が心配してサルーを警察署に連れて行くが、やはりサルーの身元の手がかりは見つからず孤児院に引き取られることになった。それからサルーの写真を新聞広告に載せてもらって母親を探すものの、結局、母親を見つける事はできなかった。

サルーは、保護団体の助けでオーストラリアのブライアリー夫婦の養子として引き取られることになる。心優しいブライアリー夫婦は徐々にサルーと親密になっていき、この家族に2人目の養子マントッシュが引き取られる事になった。

それから20年後、サルーはホテル経営を学ぶためにメルボルンの学校に進学する事になる。メルボルンの学校ではルーシー(ルーニー・マーラ)という彼女ができ、インド人留学生とも仲良くなる。サルーは友人たちに生い立ちを告白したところGoogle Earthで家族を探すことを提案されて、その検索に没頭するようになる。家族探しに没頭するあまり、彼女とは別れ、仕事も辞めて堕落した生活を送るようになってブライアリー夫婦に心配を掛けてしまう。

ある日、サルーはGoogle Earthで、たまたま「ガネッシュ・タライ」という村名を見つけて単身でインドへ向かう事になる。村に着いてから、サルーの幼い頃の記憶が徐々に蘇ってくる。サルーは実の母親と再会する事ができるのか、続きは本編をご覧ください。

映画「ライオン」のキャスト

幼い頃のサルー役を演じるサニー・パワール君は、ムンバイの貧困地区でスタッフにスカウトされて何千人ものオーディションの中から選ばれた逸材らしい。

サニー・パウエル君の演技なのかどうかも分からん、暗い影を秘めた目で見つめる表情は、何とも言えん切なさを感じさせてくれる。これが、ほんまに演技やったら、計り知れへん実力の持ち主や。

青年になってからのサルーを演じるデーヴ・パテールはインド系移民の両親を持つイギリス出身の俳優。インド系の顔立ちやけど、どっか品のある顔立ちをしたイケメン俳優。目力が強い割に少したれ目やので、女子にモテそうなええ感じの表情をしている。演技はこれから経験を積んでいって磨いていってほしい。

サルーの育ての親役のニコール・キッドマンは、えらい暫く見ないうちに年取っていたけど、化粧のせいか?ボトックスのやり過ぎか?今の松田聖子の顔に近いけど、強そうなキリッとした表情は衰えてへんかった。

この映画ではハリウッド映画賞とオーストラリア映画の助演女優賞の受賞と、アカデミーのノミネートもされている。

いまだにトム・クルーズと離婚した印象しか残ってへんけど、ほんまに安定した活躍をしてて感心する。「ライオン」では主人公を食ってしまうほどのライオンみたいな存在感で、貫禄があり過ぎて一人でオーラを出しまくりやった。年取ってもオーラは滲み出るもんやね。

映画「ライオン」のストーリー

この映画は実話を基に製作されていてドキュメンタリーでも放送されているらしいから、ほとんど脚色されていないやろうと思う。大分前に島田紳助が司会やってた『嗚呼!バラ色の珍生!!』で「我々スタッフが一生懸命捜しました」って言ってた番組を思い出した。

あの番組は泣かせようとしている必死さがあって、徳光さんがいつも泣いてたので余計に冷めてもうたけど、この映画はナチュラルに泣かしてくれる。

個人的には、サルーが生まれ故郷に戻って昔の記憶が蘇ってくる場面が好きで、「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿させるノスタルジックさを感じさせてくれた。

邦題自体がもろネタバレやったけど、予想通りの感動を与えてくれる期待通りの作品。

映画「ライオン」を観て考えた事

こんな人混みに溢れた土地勘にない場所で迷子なったら、永遠に家に帰られへんやろう。でも、サルーが無人の回送電車で向かった先は、ラッキーな事に、たまたま幸福の駅やった訳で、大半は悲惨な人生送るんやろうと思う。

この映画は実話を基に製作されていて、映画最後のテロップでは「インドでは毎年80,000人もの子どもが行方不明になっている」と流れてた。

その理由は映画では説明してなかったので調べてみたら、行方不明の半分以上は人身売買で、児童買春や工場や店舗などで安月給で働かせられているらしい。

人口増加が止まる事にないインドは13億人の国なっている。いまだにカースト制度が残っているので貧困層はそれ以上に増えていて、それにつけこんで人間を商売道具として考える犯罪組織も拡大している。

この映画がそういう犯罪組織の抑止力になったかどうか分からんけど、世界中の1人でも多くの人達にその事実を訴える事ができたという部分では良かったかもしれへん。

ただ、残念ながら、この事実があんまりメディアに取り上げられていない気もする。

SNSが発達した今の現代社会では、さらに巧みに子供達を誘拐する犯罪組織も増えていくかもしれない。

将来的に人体へのチップ埋め込みも検討されるかもしれないので、GPSで追跡できるようになるかもしれへんけど、そのチップを剥ぎ取られるとどうしようもない。

色々考えたらきりがないけど、これだけ発達した双方向通信社会で、いまだに捜査隊を総動員しても行方不明の子が見つからない世の中はどうかしている。ほんまに何とかしてほしいもんだ。

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Mitsugu

現在タイバンコクに駐在。海外生活やスポーツを通じて挑戦を続けています。酒・たばこ・ギャンブルを一切やらない質素な生活の日々です。
小学生から軟式野球を4年半⇒高校生ではラグビーを2年半⇒大学生でスノーボード⇒社会人でプロボクサー⇒現在はマラソン、筋トレを淡々と続けています。
大学生でアメリカロサンゼルスに短期留学⇒ニュージーランドで永住権取得(5年8ヶ月)⇒現在タイバンコクに駐在(7年0ヶ月)

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