走る事は全身を使った有酸素運動で、筋力トレーニングなどの無酸素運動とは違ってマッチョになりません。しかし、日常生活に必要な筋力が鍛えられる最も適した運動なのです。
■腹筋が鍛えられる
元々、誰もが腹筋が割れているのですが、皮下脂肪に覆われて隠れているだけです。
走る事で脂肪が燃焼されて皮下脂肪が減るので、隠れていた腹筋が見えるようになります。
さらに、走る時は体幹を支えるために腹筋に力が入るので、走る度に腹筋が鍛えられて、ほどよい硬さになります(筋繊維がダメージと回復の繰り返しで太くて丈夫になる)。
私も走り始めた時は腹筋が筋肉痛で痙攣していました。筋線維が回復する度に太くなっていったのでしょう。数週間で慣れてくれば筋肉痛はなくなりました。
■足腰が強くなる
継続するとどうなるでしょう。お腹がへこんで、かつ、見た目もかっこよくなりますが、何といっても、腹筋が鍛えられると腰が強くなります。
腹筋が強くない方は、どうしても全身を腰で支えてしまう為に、腰に負荷が掛かって、腰を痛めてしまうのです。
日常生活で、意識しなくとも、腹筋と腰をバランスよく使うようになって、腰への負担が大幅に低減できます。
私も走り始める前は、長時間の移動や、長時間の展示会など、立ち仕事が長い時は、腰痛がじわじわ襲ってきて苦痛で立ち続けていられませんでした。
走り始めて数ヶ月後、1日中立ちっぱなしでも腰の負担は全く無く、苦痛がなくなりました。
■走り方
コツは背筋を伸ばして正しいフォームでリズムよく腹式呼吸で走る事が大切です。
私の場合、最初はスピードを高めようとして前傾姿勢で走っていたので、腹筋がピクピクするほど筋肉痛がありました。確かに、一気に腹筋は鍛えられていたと思います。
しかし、無理がたたったのか、暫くして、アキレス腱、ふくらはぎに負担が掛かってしまい、足首近辺を痛めやすくなっていました。
なんとか精神力で乗り越えましたが、断続的な痛みは1年くらい続いてしまいました。
最初から無理をするといけませんね。継続する事が一番大事なので、やはり、背筋を伸ばして足首には負担を掛けずに正しい姿勢で走りましょう。
今日は、ランニング、ジョギングで腹筋が鍛えられる話をしました。
即効性はないですが、足腰に自信がない人、立ち仕事が多い方は、是非継続してみてください。
