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映画

レナードの朝(Awakenings)ネタバレあらすじ レビュー

投稿日:

1990年製作(アメリカ)121分

監督:ペニー・マーシャル

キャスト
ロバート・デ・ニーロ(患者レナード・ロウ役)
ロビン・ウィリアムス(医師マルコム・セイヤー役)

個人評価:★★★★☆

映画「レナードの朝」あらすじまとめ

大学の研究室でミミズの研究をしていたセイヤーは未経験の精神科医の医師の仕事に就く。

セイヤー医師は慣れない精神病患者の対応に日々悪戦苦闘していたが、ある日、セイヤー医師が投げたボールに患者が反応する事に気が付く。

そこで、患者の一人である重度のパーキンソン病であるレナード(ロバート・デ・ニーロ)に新薬を投与による治療を開始する。

ある日、ついに30年間半昏睡状態であったレナードを目覚めさせるという奇跡が起こった。

初めは戸惑い気味でぎこちなかったレナードは、徐々に言葉をしゃべり、自力で歩き、人間らしさを取り戻していく。

セイヤー医師は、他のパーキンソン病の患者達にもレナードと同じように治療を試みるが12,000ドルの大金が掛かかる。病院側に予算捻出を求めるものの却下されてしまう。しかし他の医師たちの心を動かし、彼らから資金を募る事が出来た。

全ての感情に新薬を投与した結果、患者達はレナードと同じように長い眠りから覚め、人間らしさを取り戻すことができた。

彼らは医師達と一緒に植物園やダンスホールで日常生活を取り戻し、それぞれの家族達と楽しく過ごせるようになった。

一方で、人間らしさを取り戻したレナードは、正常なのに病院に閉じ込められている事に我慢が出来ずに、人権侵害である事を訴えていく。

やがて、臨床段階の薬の効果は長く続かず、レナードも少しずつ麻痺が再発するようになっていく。

彼らは今の幸せな人間らしさを維持していけるのでしょうか。続きは本編をご覧ください。

映画「レナードの朝」のキャスト

ロバート・デ・ニーロの演技はさすがの一言。鳥肌が出るくらいパーキンソン患者のレナード・ロウ役になりきっている。パーキンソン患者を相当研究していたのは間違いないが、レナード役が実際に憑依している様子が圧巻で震える。プロ根性というよりも本物の役者である。この先、ロバート・デ・ニーロ以上の魅力を備えて、本物の演技ができる役者は出てくるとは考えられない。デ・ニーロはこの時47歳だが、誰もを魅了する笑顔は健在だった。

セイヤー医師役のロビン・ウィリアムスの、気が弱く、優しさが溢れる役もはまり役だった。

患者役のレナードを本気で救おうと病院に駆け寄る一途な表情は、彼にしかできない。「パッチ・アダムス」でも見せていたが、心優しさが滲み出る笑顔には全ての人が吸い込まれるだろう。

ストーリーも優れているけど、こんな本格的な演技派俳優の共演は贅沢過ぎる。

映画「レナードの朝」のストーリー

実話に基づいて脚色した作品であるが、こんな事が本当にあったのかと思うと恐ろし過ぎる。

30年ぶり目覚めて浦島太郎状態になっている自分にショックを受けつつも、徐々に生きる喜びを感じていく。

しかし正常な自分が監禁状態で自由がない事を認識してパニックになる。

徐々に薬の効き目がなくなり始めて、麻痺が激しくなっていくのを感じながら、恋した女性と一緒になれない事を自覚し、再び眠りに入っていく事を意識し始める。

突然、大きな幸せを与えておいて、徐々に不幸のどん底に落としていくという、何とも残酷過ぎる生涯ではないだろうか。

沸き上がる希望、ほっこりする喜び、じわじわ押し寄せる恐怖、どうしようのない残酷な悲しみを、わずか2時間で味わせてくれる。観ている方の感情が疲れてしまうが、今後の自分の人生を見直す意味でも観ておいた方がいい作品です。

映画「レナードの朝」を観て考えた事

実話がどこまで脚色されたのか分からないが、大筋のところは本当であろう。

そうであるならば、(何故この人はこの世に生まれたのだろうか?)(何故こういう残酷な運命を生きなければならなかったのか?)と思ってしまう。

しかし前向きに考えてみると、自分自身が人体実験となってパーキンソン病治療薬の検証をしてもらい、現在ではパーキンソン病の早期発見、治療ができるようになっている。

そういう意味で、レナードの人生は、生涯かけて治療薬開発に命をささげた研究者と同じくらい尊い生涯を全うした事になるのだろうと思う。

どんな人間でもこの世に生まれてきた理由は必ず存在するのだと、あらためて感じさせてくれる作品だった。

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Mitsugu

現在タイバンコクに駐在。海外生活やスポーツを通じて挑戦を続けています。酒・たばこ・ギャンブルを一切やらない質素な生活の日々です。
小学生から軟式野球を4年半⇒高校生ではラグビーを2年半⇒大学生でスノーボード⇒社会人でプロボクサー⇒現在はマラソン、筋トレを淡々と続けています。
大学生でアメリカロサンゼルスに短期留学⇒ニュージーランドで永住権取得(5年8ヶ月)⇒現在タイバンコクに駐在(7年0ヶ月)

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